KOKOCAL SCRIPT

Guide

複数のスクリプトを追加して使用する際のガイド

KOKOCAL SCRIPTで生成した複数のApps Scriptを、同じGoogleスプレッドシートやGoogleスライドのプロジェクトへ追加するときの確認ガイドです。ファイル名、関数名、メニュー、トリガーを整理して、意図しない上書きや重複実行を防ぎます。

公開日: 2026.08.03更新日: 2026.08.03

既存コードを守る

貼り付け前にバックアップを作り、既存処理を壊さない状態で追加します。

重複を避ける

機能別ファイル名、関数名、トリガーの重複を確認してから運用します。

段階的に確認する

複数を一度に導入せず、1つずつ動作確認してから次のスクリプトを追加します。

基本方針

複数のKOKOCALスクリプトを同じApps Scriptプロジェクトで使うこと自体は可能です。現在のKOKOCAL SCRIPTでは、KOKOCAL_Menu.gsを共通入口にし、各機能をKOKOCAL_<機能名>.gsと専用HTMLファイルに分ける構成を標準にしています。

安全に使うためには、KOKOCAL_Menu.gsはプロジェクト内に1つだけ置き、各ジェネレーターで生成された機能別ファイルを追加します。1つ追加するたびに保存、承認、再読み込み、動作確認を行い、問題がないことを確認してから次のスクリプトを追加します。

迷った場合は、重要な業務ファイルへ直接追加せず、コピーしたファイルで導入テストを行ってください。

共通メニュー方式の入口例

function onOpen(e) {
  KOKOCAL_buildMenu(e);
}

function KOKOCAL_buildMenu(e) {
  const ui = SpreadsheetApp.getUi();
  const menu = ui.createMenu('KOKOCAL');

  if (typeof KOKOCAL_IncrementalSync_registerMenu === 'function') {
    KOKOCAL_IncrementalSync_registerMenu(menu);
  }

  if (typeof KOKOCAL_DuplicateFinder_registerMenu === 'function') {
    KOKOCAL_DuplicateFinder_registerMenu(menu);
  }

  menu.addToUi();
}

現在の生成コードでは、KOKOCAL_Menu.gsがこの役割を担います。各機能側はKOKOCAL_<機能名>_registerMenu(menu)を持ち、KOKOCALメニュー内へ自分の項目だけを追加します。

複数スクリプトを追加するときの手順

  1. 1

    追加前に既存コードを退避する

    既存の.gsファイルやHTMLファイルをコピーし、元に戻せる状態を作ってから追加作業を始めます。業務ファイルでは、可能であればファイル自体のバックアップも作成してください。

  2. 2

    プロジェクト名とファイル名を整理する

    複数のスクリプトを入れる場合は、Apps Scriptプロジェクト名、KOKOCAL_Menu.gs、KOKOCAL_<機能名>.gs、HTMLファイル名を分かる名前で管理します。

  3. 3

    関数名の重複を確認する

    同じプロジェクト内に同名の関数があると、後から貼り付けた関数で上書きされたり、意図しない処理が実行されたりする可能性があります。

  4. 4

    KOKOCAL_Menu.gsを1つだけ置く

    上部メニューを作る入口はKOKOCAL_Menu.gsに集約します。複数のKOKOCAL_Menu.gsを別内容で置かず、生成結果の最新版を1つだけ使います。

  5. 5

    メニュー名とメニュー項目を確認する

    複数の機能は、上部メニューのKOKOCAL内に項目としてまとまります。各機能の項目が表示されるか確認します。

  6. 6

    トリガーを重複登録しない

    初期設定関数を何度も実行すると、同じ時間主導型トリガーやインストール型トリガーが重複することがあります。トリガー一覧で不要なものがないか確認します。

追加前後の確認項目

ファイル名

KOKOCAL_Menu.gs、KOKOCAL_<機能名>.gs、HTMLファイル名や補助ファイル名が導入手順と一致しているか確認します。

関数名

setup系、run系、registerMenu系など、同じ名前の関数が既存コードにないか確認します。生成コード内のKOKOCAL_から始まる関数は、複数利用時に衝突しにくい固有関数です。

メニュー

GoogleスプレッドシートやGoogleスライドの上部メニューにKOKOCALが表示され、その中に意図した機能項目があるか確認します。

トリガー

Apps Scriptのトリガー画面で、同じ処理が重複登録されていないか確認します。

権限

複数スクリプトを追加すると承認範囲が増えることがあります。承認画面の内容を確認してから許可します。

動作確認

本番データで使う前に、コピーしたファイルや少量データで各メニューを個別に確認します。

注意事項

onOpenはKOKOCAL_Menu.gsへ集約します

複数のスクリプトを使う場合、onOpenはKOKOCAL_Menu.gs側に1つだけ置きます。各機能側はKOKOCAL_<機能名>_registerMenu(menu)で共通メニューへ登録します。

インストール型トリガーは固有関数名を使います

差分同期のフォーム送信・編集検知などは、KOKOCAL_IncrementalSync_setupがKOKOCAL_から始まる固有関数名でトリガーを登録します。手動で同名トリガーを追加しないでください。

HTMLファイル名は大文字・小文字も確認します

Apps ScriptのHTMLファイル名は、コード側のcreateHtmlOutputFromFileで指定している名前と一致している必要があります。

権限承認は内容を確認してから行います

スクリプトを追加すると、スプレッドシート、スライド、トリガーなどへのアクセス権限が求められる場合があります。内容を確認してから許可してください。