Guide
スプレッドシート基準差分レポートの使い方
基準シートを正として比較シートとの差分を検出し、サマリー、比較レポート、差分レポートを作成するためのガイドです。 元データは変更せず、確認用レポートだけを作成します。
基準シートの列順、ヘッダー、基本書式をできるだけ維持してレポートを作成します。
差分レポートでは、変更・追加・削除・重複キーなど確認が必要な行だけを表示します。
基準シートと比較シートは読み取り専用として扱い、出力シートだけを更新します。
このツールでできること
スプレッドシート基準差分レポートは、基準シートを正として、比較シート側で追加、変更、削除された箇所を確認するApps Scriptを生成します。
比較レポートは基準シートの全体像を保ったまま差分を色で表示し、差分レポートは確認が必要なレコードだけを抜き出します。
変更セルには基準値を表示し、比較シート側の値はセルのメモへ記録します。基準主軸の見方を保ちながら差分を確認できます。
フォーム入力項目
基準スプレッドシートURLまたはID
正としたい基準データが入っているファイルです。レポートシートはこのファイル内に作成されます。
基準シート名
比較の基準にするシート名です。元シートの値や書式は変更しません。
比較スプレッドシートURLまたはID
基準シートと比較したいファイルです。基準と同じファイルでも別ファイルでも使えます。
比較シート名
基準との差を確認したいシート名です。比較シートの値や書式も変更しません。
照合キー列
同じレコードを対応付ける列です。A、またはA,C,Eのような形式で指定します。
比較対象列
空欄なら共通ヘッダー列を自動比較します。列を絞る場合はB,C,Eのように指定します。
出力シート名
_COMPARE_SUMMARY、_COMPARE_REPORT、_DIFF_REPORTなど、結果を書き出すシート名です。
作成される出力シート
_COMPARE_SUMMARY
比較件数、一致件数、変更行数、変更セル数、追加件数、削除件数、重複キー件数、空欄キー件数をまとめます。
_COMPARE_REPORT
基準シートの全件と比較側にだけ存在する追加行を、基準シートの列順・ヘッダー・基本書式に近い形で出力します。
_DIFF_REPORT
変更、追加、削除、重複キーなど差分があるレコードだけを、基準レイアウトに近い形で出力します。
出力シートはレポート作成時にクリアされます。過去の比較結果を残したい場合は、実行前にシートを複製してください。
差分の色分け
黄色
同じキーの行で値が異なるセルです。セルのメモに比較シート側の値を表示します。
薄い緑
比較シートにのみ存在する追加行です。比較側の値を表示します。
薄い赤
基準シートには存在し、比較シートには存在しない削除扱いの行です。基準側の値を表示します。
薄い紫
基準または比較シートに同じキーが複数あるため、自動判定できない行です。
薄いグレー
空欄キーなど比較対象から外れた行を確認するための表示です。
導入手順
- 1
基準シートと比較シートを決める
正としたい基準シート、差分を確認したい比較シートを決めます。同じスプレッドシート内でも、別ファイルでも利用できます。
- 2
照合キー列を決める
顧客ID、商品コード、メールアドレスなど、同じレコードを対応付ける列を指定します。Aのように1列、A,Cのように複数列でも指定できます。
- 3
比較対象列を決める
空欄のままなら、基準シートと比較シートで同じヘッダー名を持つ列を自動比較します。特定列だけ比較したい場合はB,C,Eのように指定します。
- 4
フォームへ入力して生成する
基準・比較それぞれのスプレッドシートURL、シート名、ヘッダー行数、照合キー列、出力シート名を入力してスクリプトを生成します。
- 5
Apps Scriptへ貼り付ける
基準スプレッドシートのApps Scriptへ生成されたCode.gsを貼り付け、既存コードがある場合は退避してから置き換えます。
- 6
レポートを作成する
初期設定を実行してスプレッドシートを再読み込みし、上部メニューのKOKOCAL基準差分レポートから「レポートを作成」を実行します。
注意事項
列照合はヘッダー名が基準です
比較対象列を空欄にした場合、最終ヘッダー行の同じ見出し名を持つ列を比較します。見出し名が変わっている列は別列として扱われます。
結合セルや画像は完全再現の対象外です
基準シートの列順、ヘッダー、基本書式、列幅、行高はなるべく維持しますが、画像、図形、フィルタ、複雑な条件付き書式は完全再現できない場合があります。
大きなシートでは時間がかかります
行数や列数が多い場合、Google Apps Scriptの実行時間上限に近づく可能性があります。検証時は最大比較件数を設定すると安心です。
基準差分レポートを作成する
基準シート、比較シート、照合キー列が決まったら、ジェネレーターでApps Scriptを生成できます。